2025/05/13 14:04

「これ、紅茶?ワイン?」——はじめて赤いコーヒーを目にした人が、よく言うセリフ。

これはまぎれもなく、コーヒー。しかも、スペシャルティコーヒーの“浅煎り”なのだ。


深煎りのどっしりした黒とは異なり、浅煎りは焙煎時間が短く、豆本来の個性が残る。豆の中に眠っていた酸や香り、フルーツのような甘さ花のような華やかさ。これらが温度や抽出によって溶け出すと、まるで赤ワインのような透明感を持った一杯に満ちていく。


この赤みこそが、私たちのこだわり。「赤く透けた瞬間に、これは“来た”と感じた」。

それは単なる色じゃなく、豆の鮮度、焙煎のバランス、そしてハンドドリップの精度が合わさってはじめて現れる、洗練され、可愛らしい。


ちなみに、浅煎りは深煎りに比べてポリフェノール(クロロゲン酸など)の含有量が豊富なこと。抗酸化作用が高く、血管や肌にやさしいとされていることを看護師として伝えていく。


赤いコーヒーは、感性と身体にそっと寄り添う存在。

日常に小さな、とびきりの非日常感を。

それが、私たちの目指すスペシャルティコーヒーです。